第8回「東京砂漠」―人生の残り時間に気づいた日―
檜原村で「東京うこっけい」を飼っている、とし坊です。 年末年始、親のない子どもたちにとって、世間の休みは苦痛でしかありません。さみしい時期に、子どもと一対一で向き合える方が増えてくれれば、どんなに世界がかわるでしょうか? 子どもと過ごした思い出は、お互いにとって一生の宝物となります。 今回の冬休み、●私たちは「焼き芋の焼き方」に、はまってしまいました。というのは、落ち葉で焼き芋を焼くことは子どもたちにとって、想像もつかない食べ物だったからです。 どうやったら、おいしい〝落葉焚き〟の焼き芋ができるのでしょうか? 最高の焼き方を開発段階ですが(笑)、たき火から出てきた熱々の焼き芋。ハフハフ言いながら食べたこどもたちの感想は「無言」でした。 おいしい一番の理由は、「火を囲んでみんなで食べる」事だったのではないでしょうか? 横浜で行っている「こども食堂」に、孤食の参加希望者が増えてきたとの報告があったのも理解できます。
さて、このような活動をもっと広めるためには、残念ながらお金も必要です。 昨年の開発商品の中で、檜原村で採れた野菜から見つけた乳酸菌を使った「東京青汁」に人気が出てきています。村内でも、取扱店舗が増えてきました。 特にパッケージのイラストにも表現した「都心部」と「大自然」に興味を持たれる方が多く、「東京に熊がいるのか?」と驚くだけでなく、実際にイメージの元となった峠に来る方も増えてきました。そこで、もっと気軽に村を体験してもらおうと、檜原村の風景が楽しめるVR映像を今月から配布しています。VR映像は360度を動画で撮影したもので、「スマホ専用のヘッドマウンディスプレイ」 着用すると、東京牧場ガールが檜原村の「滝」などを案内する映像を見ることができます。 今年は1月に発表したじゃがいも焼酎「じゃが」のほかに、服から家具まで開発商品の幅を広げたいと思っています。記事を読まれた方で、「こんな特産品があるよ」という情報がありましたら、メール・FAXなどで、ぜひ教えてください。本年もどうぞよろしくお願い致します。