全ての学習に必要な読解力
読解力が高い国
読解力の国際比較を行う主な試験の一つに、OECD(経済協力開発機構)が実施するPISA(国際学生評価プログラム)があります。PISAは3年ごとに実施され、15歳の生徒を対象に読解力、数学リテラシー、科学リテラシーの3分野にわたって評価を行います。読解力に関して言えば、生徒がテキストを理解し、その内容を解釈、評価、活用する能力を測ります。
読解力で世界一の成績を収めた国は変動がありますが、過去にはフィンランド、シンガポール、香港(中国)、カナダなどが高い成績を収めていました。これらの国々は教育制度が充実しており、読解力の育成に力を入れていることで知られています。
読解力を上げるには読書が重要か?
概ね、成績の良い子は読解力が高く、教科総合でよい成績の傾向にあると言われています。
そして、読解力と学びの基礎力や社会的実践力も相関関係がありますが、本当の学力は読書だけでなく、実際の社会活動つまり人間関係や問題・困難への直面などリアル世界の中で、複合的に形成されるのではないかと思う。
これは、高校生のデュアル教育を通して、肌で感じている事で、集団の中での意見交換や、知識の共有だけでなく、非認知領域での活動を通して学びが大きくかわると断言できる。
つまり、読書だけでなくリアルな体験も含めた活動を、もっと重要視しなければなないと、高校生たちに話している。
これは、ネット社会でより顕著にみられるのは、間違った内容がネットあっても、それを正しいとしてしまう事と同じで、五感を通した体験例えば火おこし等 サバイバルなど経験しながら身に着けるスキルムこそが、これからの社会により必要なのではないかと、デュアルで伝えている。
自分がこどもの頃、暗記はあまり得意ではなかった。暗記こそ成績向上の秘訣と思う人々も多いと思うが、AIにより人間の暗記力など、どれだけの価値があるのだろうか。